家庭教師のLet'sは学生家庭教師派遣会として発足し、現在、徳島大学、鳴門教育大学、香川大学などの国公立大学の学生が中心となって、純粋に家庭教師の派遣をさせていただいています。

近年の教育現状をみると、大学入試におけるセンター試験の受験者数の増加、それに伴う大手予備校の一般化により全国統一化された知識、更にはその学習方法が求められ、また高校入試においても形式的には各高校様々な色彩をもたせようと試みてみてはいるものの、その実質的な内容はやはり統一化された知識が問われ、またそのような問題を解く能力が問われています。つまり、近年の教育はいわゆる受験のためにあるものといっても過言ではないでしょう。子供たちが受験会場で問題を解く、その一瞬で何点獲得するかによりその後の人生が決まってしまいます。

そもそも子供の成長はひとそれぞれであり、早熟な子もいればいわゆる大器晩成型の子もいるはずです。しかしながら、高校・大学入試においては通常15歳ないし18歳の時点でそれぞれの子供の成長やさまざまな能力をみることなく一定の時期に判断されてしまいます。

確かに、このような国家教育においては、全国民に同一の教育を受けさせることができ、地域の格差をなくし、国家の教育レベルを向上させるといったようなポジティブな面も否めません。しかしながら、子供たちが本来持っている好奇心、発想力、独創力、などの無限の能力を抑え、各々の子供の個性を無視しがちになり、本当の意味での教育「教え育む」から遠ざかっているように思えます。
ただ、このようなわが国の教育制度にやや疑問は残るものの、現代社会においていわゆる「学歴社会」は現実に存在するものであり、その学歴をつけるため一定の知識を覚えたり、解き方を会得したりすることも避けられないことだと感じます。

そこで私たちは、いくら統一された知識であっても、各々の子供の発達や能力に応じて、その子のもつ疑問、わからない部分、興味にあわせ、その子に合った理解のしかた、覚え方を1対1の指導により、進学塾に負けない情報と、そして何より優秀な学生の「熱意」をもってしてわかりやすく、丁寧に指導させていただき、少しでも子供たちのお役にたてられるようにと考えました。


なお、最近、家庭教師派遣と名乗り高額な教材を売りつけたり、高額な派遣料を請求したりする業者が増加しております。このような悪質な業者の被害にあわれた保護者様も少なくないと聞きます。
私たちはこのよう悪質な業者を排除するとともに保護者の方の負担を軽減できるよう、できるだけリーズナブルな料金でサービスを提供できるよう心がけております。なぜなら、やはり学問に王道はなく、日々の積み重ねが結果をもたらすものでありますが、それにかかる経費が莫大でありますと、そもそも継続することが困難になってしまい、本来の目的が達し得ないと思うからです。

最後になりましたが、この場をもってみなさまと出会えることをたいへん嬉しく思います。長々とおつきあいありがとうございました。